macOS / Linux のテストビルド¶
2026-08-09 時点の英語版に対応。最新の情報は English documentation を参照してください。
Seamless CAD が販売しているのは Windows 版です。macOS 版と Linux 版のビルドが できたので、テスターの方にお渡ししています。
製品ではありません。販売しておらず、リリース時期も未定で、このページは リリースを約束するものでもありません。
まったく動かない可能性のあるソフトを動かしてみて、動かなかったときに何が 起きたかを丁寧に書き留めてくださる方であれば、どうぞお試しください。
あるもの¶
| Linux | x86-64 |
| macOS | Apple Silicon (arm64) |
| macOS Intel | ビルドなし |
アドオン本体は Windows 版とファイル単位で同一のコードです。プラットフォームごとに 作り直しているのは、実際の CAD 計算を行う別プロセスの形状カーネルだけです。
動作要件¶
共通: Blender 4.2 以降。開発と動作確認は 5.1 で行っています。
Linux: glibc 2.34 以降と、GLIBCXX_3.4.30 を提供する C++ ランタイム。 実質的には Ubuntu 22.04、Debian 12、RHEL 9 以降に相当します。X11・fontconfig・ freetype はシステムのものを使います(Blender 自身も必要とするので、Blender が 動いていれば入っています)。
macOS: Apple Silicon、macOS 11 以降。Intel Mac では動きません。
確認できていること / できていないこと¶
ここは正確に書きます。
ビルドのたびに自動で確認していること:
- カーネルが OpenCASCADE 8.0.1 に対してソースからビルドできること
- 必要な共有ライブラリがすべて同梱され、ビルドマシンの環境に頼らずに 解決できること
- カーネルが起動し、待ち受けポートに応答すること
テスターの方から報告はあるが、深さが不明なこと:
- 両方のビルドが Blender の中で動くこと。 macOS / Linux ともに数件、 いずれも肯定的な報告をいただいています
実機からの最初の手応えで、良い方向のものです。ただし確定ではなく心強い材料 として扱ってください。そのセッションで実際に何をされたかは記録されていない ため、どの機能が動くかまでは分かりません。「そもそも起動しない」という最悪の 場合が消えた、というのが分かったことのほぼすべてです。
依然として一度も確認していないこと:
- 形状の作成・編集(上記のセッションでたまたま触れられた範囲を除く)
- ビューポートの描画。macOS の Metal バックエンドが動くかどうかも含めて
- STEP / SVG の読み書き
- セッションを通した安定性
- 下の macOS の quarantine 解除が必要だったかどうか
ですので、テスターの方の報告は今も新しい情報です。何をしたかが具体的なほど 価値が上がります。
失って困るデータには使わないでください。こまめに保存し、大事なものは 別ファイルに分けてください。
ビルドの入手¶
ダウンロード公開はしていません。個別にお送りしています。製品ページ経由で ご連絡ください。
インストール¶
Windows 版と同じです。
- Blender で
Edit > Preferences > Add-ons > Install...を開く - お送りした
.zipを選ぶ - アドオンを有効化する
- 3D ビューポートで N を押す。Seamless タブが出ます
あとは クイックスタート に従ってください。
macOS: セッションを開始しても何も起きない場合¶
カーネルには署名がありますが ad-hoc 署名です。Apple の公証を通していません (有料の Apple Developer 登録が必要で、まだ費用を確保できていません)。 macOS が実行を拒む可能性があります。
そのまま動く見込みもあります。ZIP を展開するのは Blender 自身で、その方法で 展開されたファイルは通常、検査の引き金になる quarantine 属性を引き継がないためです。 macOS で動いたという報告はいただいているので、少なくとも一部の環境では Gatekeeper を通過しているようです。ただし下のコマンドが必要だったかどうかまでは 報告に含まれておらず、そこは未解決です。
アドオンは読み込まれるのに形状がまったく出ない場合は、属性を手動で外してください。
xattr -dr com.apple.quarantine ~/Library/Application\ Support/Blender/*/scripts/addons/CAD_8_1_5_1
そのうえで Blender を再起動します。このコマンドが必要だったかどうかを、 ぜひ報告してください。こちらからは判断できない事柄の一つです。
報告のしかた¶
件数よりも、丁寧な1件のほうがはるかに役に立ちます。特に助かるのは:
- 何をしたか。他の人が再現できる程度に、順を追って。 「ブーリアンが壊れている」より「Box を追加し、幅を30にし、Cyl を追加して 引き算に設定した」のほうが桁違いに有用です
- 何が起きたか。そして何が起きると思っていたか
- 新しいファイルでも再現するか
- 環境: OS とそのバージョン、CPU(Apple Silicon か / どのディストリか)、 Blender のバージョン、ZIP のファイル名にあるアドオンのバージョン
添えていただけると対応が大きく変わるものが2つあります。
カーネルのログ。形状カーネルが一時ディレクトリに書き出しています。
- Linux:
/tmp/seamless_cad_server_debug.log - macOS:
$TMPDIR/seamless_cad_server_debug.log
Blender のコンソール出力。ターミナルから Blender を起動すると、アドオンの
メッセージがそこに出ます。macOS では
/Applications/Blender.app/Contents/MacOS/Blender です。
Blender ごと落ちた場合は、落ちた瞬間に何をしていたかを書いてください。 「わからないが、何かをドラッグしていた」でも十分に絞り込みの役に立ちます。
「そもそも起動しない」という報告も、モデリングの報告と同じだけ価値があります。 そして「動いた」という声が数件届いた今、役に立つのは具体的な報告です。 どのツールを使い、それが何をしたか、を書いていただけると助かります。