インストール¶
2026-08-10 時点の英語版に対応。最新の情報は English documentation を参照してください。
アドオンの UI は英語です。 このページではボタン名を英語のまま書きます。
Seamless CAD は他の Blender アドオンと同じく .zip からインストールします。
ほかに入れるものはありません。ジオメトリカーネルも、それが必要とするライブラリも
すべて zip の中に入っています。
すぐ使い始めたい場合は下の4ステップだけ行い、クイックスタート に進んでください。このページの残りは、思ったとおりに動かなかったときのための ものです。
動作条件¶
| Blender | 4.2 以上。4.2 / 4.3 / 4.4 / 5.1 で検証 |
| Windows | 10 または 11 の 64bit。これが製品版です |
| macOS | Apple Silicon、macOS 11 以上。製品に同梱していますが、実機での検証は済んでいません(テストビルド参照) |
| Linux | x86-64、glibc 2.34 以上。製品に同梱していますが、実機での検証は済んでいません(テストビルド参照) |
| ディスク | インストール後で約 135 MB |
別途の CAD ソフトも、CAD のライセンスも、追加のランタイムも要りません。 Microsoft Visual C++ ランタイムも同梱しているので、それを入れる必要もありません。
インストール手順¶
- Blender で
編集 > プリファレンス > アドオンを開きます - そのパネル右上の ∨ メニューから ディスクからインストール… を選びます
- 受け取った
CAD_<バージョン>_install.zipを選択します - 一覧でアドオンを有効化します
そのあと 3D ビューポートで N を押してサイドバーを開くと、Seamless タブが現れます。このタブがインターフェイスのすべてです。
本アドオンは Extension ではなく従来形式のアドオンとして配布しています。 zip に
blender_manifest.tomlは入っていないため、Blender ウィンドウへの ドラッグ&ドロップや Extensions リポジトリの一覧には対応しません。 ディスクからインストール… を使ってください。
インストール先¶
更新のときや不具合を報告するときに役立ちます。インストール先のフォルダ名は、
zip のファイル名にあるバージョンに関わらず CAD_8_1_5_1 です。バージョンが
上がってもディレクトリ名は変更されていません。
| Windows | %APPDATA%\Blender Foundation\Blender\<バージョン>\scripts\addons\CAD_8_1_5_1 |
| macOS | ~/Library/Application Support/Blender/<バージョン>/scripts/addons/CAD_8_1_5_1 |
| Linux | ~/.config/blender/<バージョン>/scripts/addons/CAD_8_1_5_1 |
ここから2つのことが言えます。
- 更新は上書きです。新しい zip を入れると同じフォルダが置き換わるので、 古いコピーが溜まることはありません。同時に、1つの Blender に2つのバージョンを 並べて入れておくこともできません。
- フォルダ名はバージョンではありません。バージョンは
編集 > プリファレンス > アドオンの表示か、インストールした zip のファイル名で 確認してください。フォルダ名から読み取らないでください。
初回起動¶
Seamless タブを開いて Start Seamless CAD を押します。
これでジオメトリカーネル(実際の CAD 計算を行う別プロセスの実行ファイル)が 起動し、最初の Part が作られます。プロセスの起動があるため初回だけ少し待ちます。 以降のセッションでは起動済みのものが使われます。
Blender とカーネルは 127.0.0.1 のローカル TCP ソケット、ポート 8080 で
通信します。外部に出る通信はありません。ファイアウォールが確認してきた場合、
パブリックネットワークへのアクセスは拒否して構いません。必要なのはループバック
接続だけです。
ポート 8080 は固定で、設定項目はありません。すでに別のプログラムが 8080 を 使っている場合(よくあるのは Web の開発用サーバーです)、アドオンはそれを前の セッションが残したカーネルだと見なして使おうとします。その結果、原因の見えない まま CAD の演算が失敗します。ログには1行だけ警告が出ます。何も計算されない ときは 8080 が空いているかを確認し、空けてからアドオンを有効化し直してください。
カーネルには Blender のプロセス ID が渡されており、Blender が消えると自分で 終了します。そのためクラッシュしてもポートが掴まれたままになることは通常ありません。
更新¶
- 上記と同じ手順で新しい zip をインストールします
- Blender を再起動します
Python だけのアドオンより再起動の重要度が高い点に注意してください。アドオンを 有効化し直すだけでは、古いカーネルプロセスと読み込み済みのネイティブライブラリは 入れ替わりません。
保存済みのファイルはそのまま使えます。Feature Tree はアドオンではなく .blend
ファイルの中に保存されています。
アンインストール¶
編集 > プリファレンス > アドオン で Seamless CAD を展開し、削除 を押します。
CAD の Part を含む .blend ファイルはその後も開けます。プロキシとコレクションは
通常の Blender オブジェクトとして残りますが、再計算は行われず、Seamless タブも
消えます。アドオンと切り離して残したいものは、先に
ベイクまたは書き出ししておいてください。
タブが出てこないとき¶
サイドバーに Seamless タブが無い。
インストールはできているが有効化されていないか、Blender が 4.2 より古いです。
編集 > プリファレンス > アドオン のチェックボックスを確認してください。
タブはあるが、ワークスペースのパネルより下が空。 Part がまだ無い状態では正常です。Start Seamless CAD を押すか、 Active CAD Workspace のドロップダウンから Part を選んでください。
タブはあるが、何も計算されない。
カーネルが動いていません。編集 > プリファレンス > アドオン で Seamless CAD を
展開し、CAD Engine: Running / Not running を見てください。これは実際の
プロセスの状態を読んでいます。困ったとき も参照してください。